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入門漫画

 「漫画入門」じゃなくて「入門漫画」。
 つまり、あまり漫画を読み慣れていない人達のための漫画。
 ここ数年漫画市場が縮小しているのって、内容が複雑になりすぎて新しい消費者が入って来られないのも理由のひとつじゃないかなと思ったりするんですよ。
 ゲームと同じ轍を踏んでいるような。
 なので、こんな作品を集めた漫画雑誌ってどこか作ってくれないかなあと時々思います。

 最近、行きつけのコンビニが「本当にあった」系以外の四コマ誌をほとんど入れてくれなくなりました。
 この系統の四コマ誌は確実に売れますからね。
 なぜって、私が全部買ってるから。
 その他はどれもこれも萌え四コマ化が進んでしまって、もう手が出せません。
 電子書籍で購入するのも昔の作品ばかりですね。

 古典もそう馬鹿にしたものじゃありません。
 演出とか技術は確かに古くさいですが、「読ませる力」「伝える力」「テンポ」など、プロとして押さえるべき所はしっかり押さえてあります。
 大人になってから読んだほうが、発見は多いですね。

 「カムイ伝」なんかもそうですが、戦後の漫画って共産主義思想への憧れが垣間見れて興味深いです。
 「平等な社会」と「戦争の無い世界」が理想状態とする観念は、多かれ少なかれ大抵の作品に入ってますね。

 アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎がカマボコにされるエピソードでは半魚人が「おれは資本主義社会は必ず行き詰まると思ってんだ」なんて話したりしますし、「ワイルド7」のラスボスの火熊は日本を軍事国家にするのが目的でしたし。
 
 この観念の上に多くの素晴らしい作品が生まれて来たのは事実ですが、これからはそんな考え方も少し違って来るのかもしれないなと考えたりします。

 特に共産主義への憧れというのは一定の年齢以上の人達にはかなり存在しているようで、昔「コロコロコミック」に藤子不二雄両先生が中国を訪ね、毛沢東を讃えて「良い国だねえ」と感心する漫画が載っていた事があります。
 「幼年誌」にですよ?
 描いてたのはアシスタントさんでしたけれど。

 多分その頃は国交を正常化して十年も経ってなかったんじゃないかなと思いますが、当時小学校低学年だった私としては「泥棒がいないから、ホテルに鍵をつけない」というエピソードに、なにやら得体の知れないうさん臭さを感じた事を覚えています。
 「いない」んじゃなくて、「いないことになっている」んじゃないのかなと。

 *

 ナイト2000のスピードメーターは、車体の信号をパルス化する回路を取り付けてもらった結果、およそ7km以上から表示されるようになりました。
 想像以上に車体からの電気信号が弱いようです。
 トランジスタみたいなもので増幅する必要がありそうですね。

 ただ、一旦それ以上速度が出てしまえば表示は完璧です。
 車検に通るレベルになってるはずです。
 あと一息。
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No title

さすが!先生がつねに勉強しているのがよく伝わってきます。
ヒットするための方法として、皆がやっていることと同じことをするのはわかります(やはり生活がかかっていますからね)。でも、どの漫画も同じに見えるというのは、漫画という文化の衰退につながるような気がしてししまう様な気もします。考えすぎでしょうか?
どんなジャンルの仕事でもこなせるように、日頃から情報にアンテナを張ったり、専門でない分野の知識にも興味を持つ努力をすることは大切ですね。年をとるほど、その必要性がわかってくるから後悔ばかりしています。

カムイ伝!
昔はまりましたねー。かなり偏った話であったと思いますが、キャラクターの力強さと情容赦ない話の展開でグイグイ惹きつけられて、最後まで一気に読破した覚えがあります。作者の理想を掲げて作られる作品というのは、私も含めて、数多くの人に影響を与えているのでしょうね。

居ないことになっている

平安時代の鬼みたいなもんですね

悪い人間(貴族)はここには居ない、だから悪い奴は(自分等と同じ姿形の悪い人間は)鬼、妖怪だ
庭に勝手に住み着いているこじきは人間の姿形してるけど、あれは蛙とか虫だ

人間でないことになっているから、目に写らない


個人的にももっと作品を読みたいので永く漫画家として続けてください

Re: No title

> さすが!先生がつねに勉強しているのがよく伝わってきます。
> ヒットするための方法として、皆がやっていることと同じことをするのはわかります(やはり生活がかかっていますからね)。でも、どの漫画も同じに見えるというのは、漫画という文化の衰退につながるような気がしてししまう様な気もします。考えすぎでしょうか?

 本来、昔は雑誌ごとに「マニアが読む」「一般人が読む」という棲み分けがきっちりできていたんですが、グズグズになっちゃいましたからねえ。
 読者の好みが細分化されすぎてしまっていて、共通の要素を探すのにいつも苦労します。

> カムイ伝!
> 昔はまりましたねー。かなり偏った話であったと思いますが、キャラクターの力強さと情容赦ない話の展開でグイグイ惹きつけられて、最後まで一気に読破した覚えがあります。作者の理想を掲げて作られる作品というのは、私も含めて、数多くの人に影響を与えているのでしょうね。

 戦時中に厳しく取り締まられていた反動か、戦後のしばらくの間、共産主義ってオシャレなファッションだったんですよね。
 で、その後遺症に今現在の日本が悩まされているようです。

Re: タイトルなし

> 平安時代の鬼みたいなもんですね
 
 鬼は「人類の力の及ばぬ存在」とか「人間の持つ業の体現者」として日本人が己を戒める手助けにもなってきましたが、この場合はどうにもこうにも。

> 個人的にももっと作品を読みたいので永く漫画家として続けてください

 毎年、新年会に参加するといつも思いますよ。
 「来年もこうして漫画家として参加できるだろうか」って。
 不安だらけの商売です。
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プロフィール

藤栄道彦

Author:藤栄道彦
漫画家 藤栄道彦です。
月刊コミックゼノン
「コンシェルジュ
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「最後のレストラン」

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「妖怪の飼育員さん」
連載中です。

「コンシェルジュ」全21巻
「コンシェルジュプラチナム」全10巻
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Twitter「@michihikotoei」
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